身近な樹木や巨木の不思議を観察しませんか
数百年を生きている樹木はどの様に命を紡いでいるのでしょうか。
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春日山原始林近くの高畑町では、今年、シナアブラギリが豊作です。
以前、当会の演習林「滝坂の森」において、このアブラギリの実
から、燈明用の油を抽出する活動をした思い出があります。
なお、見た目は果物のようですが、実には毒性があるとのこと。
左の若い幹と右の大イチョウからの幹が連理に。
連理木から垂乳根が多数。何とも不思議です。
兵庫県丹波市青垣町
常龍寺の大イチョウ
現地へは、急坂を20分登ります。
見事な「連理の木」を発見
横からの幹と縦幹の癒着構造
が観れます。
どちらも別のクスノキです
大和郡山城 城址会館の裏
👇右からの幹の巨木クスノキ
葛城市新庄町 金刀毘羅宮の狭い境内をパノラマ撮影してみました。
👆 左右の鳥居は同じです 👆
エノキ クスノキ クスノキ エノキ ムクノキ
樹木の同定時は注意です。 👆今年の実
同じ樹の葉ですが、こんなにも 👆昨年の実(二年生)
大きさが異なります。 ドングリ
マテバシイ
二年生の結実の戦略は何?
なんとも不思議な実(種子)です。
緑の丸いのが実で、赤いのは花托が変化したもの。
右写真のように赤く熟すと、食べられます。
味は少し甘めのゼリーの様です。 鳥へのアピールでしょうか。
イヌマキ
葛城市にて
*樹木名にイヌが付いていますが、偽物や似ているの意味では
なく、コウヤマキに比べて材質が劣るとのことから付きました。
垣根などにも植樹されていますが、雌雄異株で実の無いのは雄株。
ドングリの仲間(ブナ科)には
1年でドングリを実らせる樹種と
2年掛かりで実らせる樹種があり
ます。
それぞれにどんな理由(利点)があるのでしょうか。
👈は今年春に受粉した実で、小さ
なドングリの形になってますが、
このまま冬を越し来春を待ちます。
下の大きなドングリは昨年受粉し、
今年春から急速に大きく成った、
2年生のドングリです。
マテバシイ
北葛城郡河合町
馬見丘陵公園にて
6月
何とも奇妙で不思議な姿です。
5月にはピンク色の綺麗な花が
咲いていましたが。
一つの実には百程の種を宿してます。
キリ
大きく成る樹木ですが、種は
2mm程。
森の切り株
伐採後、数年経たのでしょうか。
新たな樹が芽生えていました。
来年には樹種も分かるでしょう。
☝上の写真はエノキの若葉
良く観ると何やら?何コレ?
虫こぶが多数あります。
☜青色矢印は虫こぶを割ると
こぶの中に幼虫が
エノキトガリタマバエの幼虫
☜黄色矢印はダニがウロウロ
一枚の葉にも世界がありました。
葉の中ほどに
なんと!
花があります。
遥か古代の特徴でしょうか。
ハナイカダ
昨年、葉がついていた葉痕。
多くの維管束痕
が何かに似ていますね。
トチノキ
スギの切り株
笹竹が自然生えしています。
もちろん、
スギの根元から
竹は凄い。
小枝に無数の花
4月に花から
きつい臭気が
辺りに漂います。
雌雄異株。
ヒサカキ
若葉の赤い葉は
赤色の星状毛が
密集しています。虫眼鏡で観察できます。
虫から大切な葉を守りたい。
アカメガシワ
樹木の不思議は
いたるところにありますね。
枝芽や花も幹の
どこからでも出せます。凄い!
ソメイヨシノ