🌲 🏔 保 護 活 動 の 様子 🏔 🌳
🌲現地調査報告 2024年7月21日
高取城では、数年前より城壁の保護および来訪者の安全確保
として、樹木の伐採等が実施されていました。城内最大スギ
も大きく剪定され、巨木の厳しい環境を考えさせられます。
また、伐採の材は現地に野積状態でした。
写真:武藤氏、甲斐野
🌲2024年3月27日 平群町の巨木クスノキ保全活動を実施
今年で3回目となります平群町の急斜面竹林にあるクスノキ
の環境整備を行いました。 地盤が粘土質で急斜面ですので、
皆さん滑らないように作業するのが一苦労でした。クスノキ
の根回りは土壌が流出しており、今後が気になります。また、
イノシシによる掘り返しが激しいことから、更なる土壌の流
出が危惧されます。
⁂2023年10月31日 葛城山山頂ナラ枯れ調査
2019年、2020年から3回目の調査を実施しました。
今回は10名にて、山頂遊歩道沿いの現況を確認しました。
前回は100本超えのミズナラのカシノナガキクイムシによる
立ち枯れを確認しましたが、今回は3年経過していることから、
多くが既に倒木しており、新規穿孔は僅か7本でした。
遊歩道からの展望は幹折れ、倒木により視界が開け明るくなって
いました。遊歩道の安全確保面から枝落ち、幹折れについても点検
しました。葛城山山頂でのカシナガ被害は収束傾向と思われます。
新たな発見として、イヌシデへの穿孔跡(昆虫は不明)の樹が多
く確認でき、今後の経過調査が必要です。
🌸2023年4月11日
コロナ禍の影響により、3年ぶりに平群町の巨木クスノキの環境整備
を実施しました。当地は急斜面の孟宗竹林であり、今回は土砂流失防止
と林内の倒竹の片付けを足を滑らせながら無事終了しました。
タケノコはイノシシに先手を越され、ごく少ない収穫でした。
🌸2021年 4月 7日
春日山原始林に隣接の「滝坂の森 演習林」の現況確認と林内整備を行いました。定期的な活動終了後の4年間に台風到来やナラ枯れ現象から、
荒れているのではと懸念していましたが、大規模な倒木は無く、立ち枯れ5本、太い幹の枯れ落ちなどでした。しかし、森全域の樹木への地衣類の着床が目立ち、今後が気になります。 確認作業として「森の木地図」に
掲示の38本について、健全度調査を行いました。結果は12月の定例観察会にてお伝えいたします。 最後の写真:イヌシデとアカシデの穂。
🌳2020年11月12日
全国的にも注目されている。宇陀市榛原の ”高井の千本スギ” の
環境保全作業を行いました。参加者12名。まずは圧巻の樹形を堪能、
落ち葉はエンジンブローにて、落ち枝は足元悪い中片付けます。今年は
大きな台風も来ず、幹折れなどは無い様です。大事な案内看板も湧水を頂き清掃しました。綺麗に成ったところで、道具片手に、ハイポーズ!
🌳2020年10月05日
葛城山山頂のナラ枯れ調査
昨年に引き続き、カシノナガキクイムシによるナラ枯れの現地
調査を行いました。昨年はミズナラのみへの穿孔を確認し、今年は
それらのミズナラが多数立ち枯れていました。さらに今回は、
ブナへの穿孔も多数確認され、奈良県下でも貴重なブナ樹林の今後の
遷移が気になります。御所市職員も同行され現況に驚かれていました。
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